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手をつくと手首が痛いときの原因と筋膜調整の効果

身体について, お悩みの症状(部位), 手首・指

 投稿者:TRIGGER

『体重をかけたら手首が痛い』 のは「筋膜」が原因です。
筋膜をしっかりと整えることで解消できます。

 

 

「手首が痛くてヨガのポーズが取れない・・・」
「ソファーから立つときに手首がピキンってなって痛い」
「床掃除のときに手をつくことができない」
「腕立て伏せが痛くて筋トレができない」など。

筋膜を整えれば、いずれも痛みなくできるようになってきます。
手をつくと手首が痛くて中断していたヨガも再開できます。
手をつくと手首が痛くて、できるポーズだけやっていたヨガも、いろいろなポーズを楽しめるようになります。

実際に、筋膜を整えて手首の痛みを克服した方をご紹介します。

 

筋膜を整えたら、手をつくと手首の痛みが解消(筋膜調整の結果)

「痛くない!」

Aさんの施術に要した回数はこの1回。その場で痛みは無くなりました。

 

器械体操をやっているAさん(中学生)
手首を床につくと右手首が痛いとのことでした。

 

筋膜を調べると
背中と手首に筋膜のすべりが悪い場所がありました。

背中の筋膜1ヶ所を入念にしっかりと調整することで手首の痛みは取れました。

なぜ、筋膜を整えると手とつくと手首が痛い症状が改善するのでしょうか?

ご説明します。

 

筋膜調整をすると手首の痛みが改善する理由

筋膜が滑らなくなると痛みが出る

筋膜は筋肉などを包んでいる『膜』です。この『筋膜』は痛みの原因になるのですが、なぜ痛みの原因になるのかをご説明します。まず、プラスチックの下敷きを3枚重ねたところをイメージしてください。筋膜はイメージしていただいた下敷きのように3層構造になっています。それぞれの筋膜(下敷き)の間には、ヒアルロン酸という物質があり潤滑油の役割をしてくれています。このヒアルロン酸があるおかげで、3層の筋膜(3枚の下敷き)はお互いに引っかかることなくスルスルと滑ることができます。これが健康な筋膜の状態です。しかし、この潤滑油の役割をしてくれていたヒアルロン酸が、水のりのようにベトベトしてしまうと、3層の筋膜(3枚の下敷き)はスルスルと滑ることができなくなり、筋膜の間に摩擦が生まれてしまいます。

この筋膜1枚1枚には、刺激を感じ取るセンサーが埋め込まれています。この刺激を感じ取るセンサーのことを『侵害受容器(しんがいじゅようき)』といいます。この侵害受容器(刺激を感じ取るセンサー)が過剰に刺激をされると人間は『痛み』を感じます。先ほど、ヒアルロン酸がベトベトして、筋膜が滑らなくなると筋膜の間に摩擦が生じるとお伝えしました。この摩擦が侵害受容器(刺激を感じ取るセンサー)を刺激してしまい痛みがでてしまうのです。これが、筋膜が滑らなくなると痛みがでる理由です。

筋膜が滑らなくなるとでる痛みは、関節の痛みになる

筋膜が滑らなくなると痛みがでることをご理解いただけたでしょうか?実は筋膜が滑らなくなるとでる痛みは、関節痛の原因にもなっています。筋膜は途切れることなく全身につながっています。例えば、筋肉を包んでいる筋膜も関節の中まで途切れることなくつながっていることが解剖の結果からもわかっています。つまり、どこかの筋膜の滑りが悪くなって生じた緊張は、関節の中にまで確実に伝わるのです。関節の中に伝わった過剰な緊張は痛みに変わります。このとき、まるで、関節が悪いかのような痛みがでるのです。

筋膜が滑るようになると手首の痛みが無くなる

つまり、筋膜が滑るようになると関節の痛みは無くなっていきます。これは手首も同じです。手をついたときに手首が痛いのは手首の関節が捻挫をしているのではなくて、腕や体の筋膜が滑らない状態になっていて、その緊張が手首の中まで伝わって、手首で痛みを感じているのです。したがって、筋膜が再び滑るようになると、手首の痛みは無くなっていくのです。

手をつくと手首が痛くなる原因。それは、筋膜の滑りが悪くなっているからです。

筋膜を滑るようにするためには熱が必要

筋膜のあいだにあり、潤滑油のような役割をするヒアルロン酸がベトベトになると、摩擦が生まれて痛みが出るとお伝えしました。したがって、ベトベトになって水のりみたいになってしまったヒアルロン酸を、再びサラサラな潤滑油のような状態に戻せば、筋膜のあいだの摩擦がなくなり痛みが解消していきます。そこで鍵になるのが『熱』です。ヒアルロン酸には『熱依存性』という性質があります。簡単に言うと、温度が低ければベトベトが増して、温度が高ければベトベトが減るということです。例えば、寒いときに体が動きにくくて、暖かくなると体が動きやすいといった経験はないですか?これも、ヒアルロン酸の熱依存性による影響だとも言われています。ヒアルロン酸と熱の関係を調べた研究によると、40℃以上の熱が加わると急激にベトベトが減るという結果から出ています。つまり、筋膜の滑りが悪いところが40℃以上になれば再び潤滑油のような状態に戻るということです。では、どのようにすれば40℃以上になるのでしょうか?

熱を与えるためには圧と摩擦が必要

筋膜の滑りが悪いところを40℃以上にするためには『摩擦熱』を利用します。マッサージの要領で摩擦を起こすことによって、40℃以上の熱を発生させます。しかし、お風呂に入って温めたり、リハビリの機械で温めてもらうだけでは同じ効果は期待できません。なぜなら、ヒアルロン酸がまたベトベトに戻ってしまうからです。例えば、お風呂に入って体が温まっているときはそんなに痛くないけど、体が冷えるとまた痛くなるというのは、ヒアルロン酸がベトベトに戻ってしまったからです。ヒアルロン酸をサラサラにするには、熱だけではなく、もう1つの要素が必要になります。それが『圧迫』です。圧を加えることによって、ヒアルロン酸の分子を壊して小さくする必要があります。圧と摩擦を加えるのに最適方法。それが、みなさんご存知のマッサージです。

筋膜調整をすると手首の痛みが無くなる

ベトベトになったヒアルロン酸をサラサラの潤滑油に戻し、筋膜の滑りを回復するために、マッサージの要領で筋膜に熱と圧迫を加える方法が『筋膜調整』です。筋膜は関節の近くまで絶えることなくつながっているので、手首の痛みにもなります。つまり、筋膜調整をすれば、筋膜の滑りが回復して、手首の痛みはなくなるのです。

 

手首が痛くなるきっかけは大きく分けて2つあります。

1つ目が「転んで手をついたあとからずっと痛い」
2つ目が「何もしていないのに急に手首が痛くなった」

いずれも、筋膜を整えるとなくなっていく症状です。しかし、一般的には、手をつくと手首が痛い場合、手首の捻挫や腱鞘炎、TFCC損傷と診断されることが多く、その場合はテーピングやサポーターを勧められたり、安静を指示されます。しかし、筋膜が原因で手首が痛くなっている場合は、テーピングやサポーター、安静にすることは、逆に手首の痛みの回復を遅らせてしまう場合があります。なぜなら、動かさないことにより筋膜はすべりを失うからです。

手をつくと手首が痛い人には、いつまでも安静にして治るのを待つのではなく、積極的に筋膜を整えることをおすすめしています。

 

TRIGGER(トリガー)で行う筋膜調整の特徴

本当の原因を全身420箇所の中から探す

ヒアルロン酸がベトベトしてしまう主な理由は『不動』、つまり『動かない』ことです。例えば、骨折や手術、捻挫など『動かしてはいけない』『動かせない』状態のときに、ヒアルロン酸がベトベトしてしまいます。これは、ネズミを使った研究でも証明されています。この他にも、身体の使いすぎや、内臓の病気が原因で、筋膜が滑りを悪くすることもありますが、ここでの説明は割愛させていただきます。

昔の骨折や手術、捻挫、内臓の病気、身体の使いすぎなどにより滑りが悪くなった筋膜は、その滑りの悪さを補うために、時間をかけて体の他の場所の滑りを悪くしてバランスを取ろうとします。この現象を『筋膜代償(きんまくだいしょう)』といいます。例えば「昔に膝をケガして、それをかばっていたら腰痛になった」という話をよく聞きますが、まさにこれが筋膜代償です。今感じてる痛みのほとんどは、この『筋膜代償』のせいだと言われています。なので、昔に膝をケガをしてから腰痛になったという場合は、腰痛を感じている場所ではなく、おおもとの『膝』の筋膜を再び滑るようにすると腰痛は治るのです。これは手首の痛みでも同じです。

なので、筋膜調整では、今痛みを感じている場所に限らず、筋膜の滑りを悪くしているおおもとを探す必要があります。TRIGGERの筋膜調整では、おおもとを探すために、全身420箇所の筋膜の滑りが悪くなるポイントを徹底的に調べます。それから悪い場所を断定して調整するので、少ない施術回数で結果がでます。全身420箇所を調べるので施術自体に時間がかかってしまいますが、本当の原因にたどり着きます。

Aさんのように、背中の筋膜を1度だけ整えたら、その場で手首の痛みがとれたのは、全身420箇所の中から本当の原因を探り当てたからです。

筋膜の国際認定スペシャリスト資格あり

TRIGGERの筋膜調整は、イタリア人理学療法士が開発し、医師らによってさらなる発展を遂げている「Fascial Manipulation®」という方法がベースになっています。TRIGGERに在籍するセラピストは、いずれも長期に渡る専門的なトレーニングを受けています。さらに、国際認定試験に合格した「Fascial Manipulation® スペシャリスト」も在籍しています。世界基準の筋膜調整を受けられます。

 

まとめ

手をつくと手首が痛い方へ。サポーターやテーピング、なるべく手首を使わないようにしているけど痛みが無くならない。その原因は、腱鞘炎でも、捻挫でもなく「筋膜」かもしれません。その場合、筋膜調整が非常に有効です。

「手首が痛くてヨガのポーズがとれない」
「ソファーから立つときに手首がピキンってなって痛い」
「床掃除のときに手をつくことができない」
「腕立て伏せが痛くて筋トレができない」
「手首が痛くて、手をつく体操やダンスが全力でできない」 など

上記のような方は、筋膜調整をすると、手がつけるようになります。

お役に立てるかもしれません。
ご相談だけでも構いません。
まずは一度私たちにご相談ください!

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