1. HOME
  2. 身体について
  3. 足の小指に体重をかけた時の痛みを解決する「筋膜調整」とは?
身体について

足の小指に体重をかけた時の痛みを解決する「筋膜調整」とは?

身体について, お悩みの症状(部位), 足首・足

 投稿者:TRIGGER

足の小指に体重をかけた時の痛みを解決する「筋膜調整」とは?

「足の小指に体重を乗せると痛い」その原因は筋膜にあります。

・足の小指が痛い
・足の小指側全体が痛い
・足の小指が歩くと痛い

生活をしていて意外と多いのが足の小指の痛み。

足の小指が痛くなると自然と親指側に体重をかけてしまって、知らないうちに、親指や土踏まず、人によっては膝や股関節まで痛くなる方も。

 

今回ご紹介させていただくのは、もともと右の胸鎖関節の痛みでサロンに通われていたAさんです。現在は、右胸鎖関節の痛みはまったく問題ありませんが、左足の小指に体重を乗せると小指側全体が痛くなり、人を抱えるような足に体重をかける作業で支障が出ているとのことで、施術をさせていただきました。(※ご本人様に許可を得て掲載させて頂いております。)

 

施術前は体重をかけたり片足でジャンプすることができませんでしたが、筋膜を整えたあとは痛みも減り、ジャンプも可能になりました。

特に変形もなく、小指をぶつけたなどの明らかな外傷のエピソードが無いにもかかわらず自然に痛くなってきた場合、筋膜が問題となっていることが多いと考えています。

長引く足の小指の痛みでお困りの方はぜひ一度筋膜調整をご検討くださいませ。

 

歩いたり足の小指に体重をかけると痛みがあるAさんの場合

<Aさん、20代男性>
約1ヶ月前から左足の小指側が痛くなる。
特に小指をケガしたエピソードはなし。

実際に軽くジャンプしてもらうと、明らかに痛みが出るのと、着地のバランスの悪さが目立っていました。

その他、気になる症状を伺うと
・右足のつま先を内側に捻ると右足首抜けそうな不安感あり。
・重たいものを抱えるような作業のときに右手首が痛くなることがある。
・物を飲み込むときにの動きが悪いように感じ飲み込みにくい。
・体をひねると肩甲骨の間が張る

さらに、直近まであった症状には、頭痛顎関節のコリ。

たくさんありますが、1つ共通点があります。

それは、症状が体の末端部分に集中していることです。

加えて過去にあった不調をお聞きすると、目の病歴、気管支喘息、両足首ねんざなど、やはり体の中心から遠い場所の不調が多いことがわかりました。

 

顔や首の不調と両手・両足の関係

筋膜は全身をボディスーツのように包んでいるため、例え足首をケガしたとしても遠く離れた肩や首に影響を与えることも珍しくは有りません。

筋膜には痛みを感じる神経のほか、どれくらい関節を動かしているのか感知するセンサーや、どれくらいの圧で触れられているのかを感じるセンサー、筋肉に力を入れるためのセンサーなど、感覚の情報を脳に伝える役割も担っています。

そして、特にセンサーが多い場所が、頭部・顔面まわりと手・足なのです。

目から視覚情報を、鼻からは嗅覚の情報を、耳からは聴覚や平衡感覚の情報を、口からは味覚情報を。
このように、顔にあるさまざまな器官から情報をもらい、どのように行動するのか決定するためのヒントにしています。

では、手や足はどうでしょうか?

手からは、物の形・大きさや固さがわかります。目を閉じていても、ある程度なにを触れているのかがわかるのはそのおかげです。

足はどうでしょうか。

地面の凸凹や滑りやすさなどの路面の状況を伝えてくれます。

このように、手や足からの情報がないと上手に動けないことが予想できますね。

頭部・顔面と手・足の3つの部位は感覚情報を脳に伝えるための重要な場所であるのと同時に、手や足は頭部や顔面にある器官の機能を助ける役目があると言われており、手・足と頭部・顔面は常に連絡し合っているのです。

そのため、頭部や顔面の問題は手や足に影響がでやすく、逆に、手や足の問題は頭部・顔面に影響が出やすいのです。

 

Aさんの筋膜の状態をチェックした結果

下の図のように頭部や手・足のいくつかのポイントが硬くなっていました。

 

まずは頭と手の筋膜から調整

左足の小指の痛みはまだありましたが、喉の動きは良くなり飲み込みやすくなっていました。

そのまま両スネの筋膜調整へ。

すると足の小指の痛みは激減。右足の不安定感も少なくなっていました。

硬くなっていたすべてのポイントを調整した結果はこちら▼

施術前は足の小指に体重が乗ってもいたいし、ジャンプの着地となるとバランスを崩してしまうくらいでしたが、施術後は痛みなくリズミカルにジャンプもできていますし、バランスも安定していますね。

 

まとめ

足の小指に体重を乗せると痛いという症状にも筋膜調整は有効です。

ですが、足の症状なので足の筋膜調整だけでよいかというと、そうではないこともあります。

今ある不調から過去に経験したものも含めて顔や手など体の末端部分に不調が集中しているときは、『感覚器』全体の問題として捉えて、顔や手・足など末端部分の筋膜調整を行っていく必要があります。

足の小指に体重をかけたときの痛みでお困りの方で、痛みのある足の小指に集中した治療をしても十分に変化がない場合は、一度筋膜の状態を調べてみることをオススメいたします。

お気軽にご相談ください。

Private Physio Salon TRIGGER
筋膜調整セラピスト:半田学中村雄一

私たちが執筆しています。

共通の話題の記事を探して読む

痛み,しびれ,尿漏れ,自律神経の不調は筋膜調整サロン「トリガー」へ